切れ痔(裂肛)
切れ痔(裂肛)の症状は?
- 排便の時に痛みがある
- 排便の後に、ジーンとした痛みがある
- おしりを拭いた紙に血がつくことがある
- 便に血がついている
- 便が細くなる
切れ痔(裂肛)になりやすい人は?
30代くらいまでの若い方に多く、特に女性がなりやすい痔です。
体質やダイエット、妊娠などで便秘がちな方が、切れ痔(裂肛)になりやすい方と言えます。
切れ痔(裂肛)の症状は?
切れ痔(裂肛)には、急性と慢性のものがあります。
急性の場合は、排便時に血が紙につく程度ですが、激しい痛みを伴うために排便をガマンして便秘になり、さらに症状を悪化させがちです。繰り返すと慢性裂肛になります。
切れ痔(裂肛)を繰り返すと…慢性化します
- 傷口の外側が盛り上がり皮膚が分厚くなって、肛門から見えるところに「見張りいぼ」ができる
- 肛門の奥に、「肛門ポリープ」ができる
- 肛門括約筋が分厚くなってしまうことによって肛門が狭くなり「肛門狭窄」を起こす
- 排便時に狭い肛門が無理に拡げられるため、排便後に括約筋のケイレンによる強い痛みを感じる
慢性になってしまうと手術が必要な場合もありますので、保存的治療により裂肛を繰り返さないように気をつけましょう。
切れ痔(裂肛)の原因は?
切れ痔(裂肛)の主な原因として、便秘時の硬い便や、勢いが良過ぎる便が通過する際に、肛門周辺の皮が切れてしまうことです。
切れ痔(裂肛)の治療方法は?
切れ痔(裂肛)は排便のコントロールや生活習慣の改善で治まることが多いため保存的な治療でほとんどの方の症状が改善されています。
慢性になってしまうと手術が必要な場合もあります。
手術療法としては裂肛切除術、側方内括約筋切開術、肛門狭窄形成手術などが行われます。